アニメを見る方法
スタジオ・ボイス 2004年7月号 / STUDIO VOICE
家に何気なく置いてあったので、手にとって読んでみた(同居人が仕事の資料として購入していたようだ)。スタジオ・ボイスということで一瞬訝しむのだが、実際に読んでみると結構きっちり編集されており、よくあるようなオタクvsサブカル(どっちもどっち)的なニュアンスに陥ることなく、すっきりした論調で昨今のアニメについて語られていた。2004年ということで、2年前の特集にはなるんだけど今読んでも的確に指摘されている箇所が多々あり非常に面白い。個人的には、特集の中でも度々名前が挙がっていた
細田守が、当時公開された「ハウルの動く城」の監督を解任され、その2年後の今になり後継者に悩むジブリという巨人を凌駕するようなマスにアピールできる名作、「時をかける少女」を生み出したのがすごく印象深い。アニメを本格的に見るようになってまだ1,2年だが、今後はもう少し高い意識で見ていこうかとこの特集を読んで思った次第。